以前から使用している包丁立てが、非常に使いづらい。
具体的にはこんな感じだ。
・キッチンの大きさに対して包丁立ての脚が大きいためバランスが悪い。
そこで、それらの使いづらさを解消するような包丁立てを自作する事にした。
これから包丁立て(スタンド)を自作してみようと思っている人のために、
作成過程をまとめてみた。
大枠の設計
我が家の条件を簡単にまとめておく。
現在我が家でよく使っている包丁は、3本。
・三徳包丁:刃渡り210mm 刃幅45mm 板厚2mm
・果物包丁:刃渡り100mm 刃幅30mm 板厚2mm
・出刃包丁:刃渡り160mm 刃幅50mm 板厚5mm
さらに今後、刃渡りが240mmの柳刃包丁を追加購入しようかと迷っている。
また、キッチン水栓の後ろに包丁スタンドを置こうとしている。
そこに収めるには、包丁箱本体と足の奥行は50mm以下に収める必要がある。
これらの条件をもとに、大枠を決定していく。
収納本数
4本でも良いかもしれないが、さらに今後増える可能性もあるので6本収納可能にする。
横方向に3本/奥行方向に2本収納可能なイメージだ。
収納箱の高さ
最も長い包丁の刃先が隠れる必要があるので、収納箱高さは240mmとする。
収納箱の幅
横方向に3本収納する必要がある。
3種類の刃幅の包丁に分けて、60mmと50mmと40mmの収納幅を用意する。
さらに、区切りを5mm分確保すると、4枚の区切りで20mmの幅が必要だ。
合計で、170mmの横幅にする。
収納箱の奥行
奥行方向に2本収納する必要がある。
刃の板厚は最大でも6mmだが、乾燥しやすさを考えて10mmの収納奥行2本分用意する。
さらに、区切りとして5mm分確保すると、3枚の区切りで15mmの幅が必要だ。
合計で、35mmの奥行とする。
完成イメージ
大枠のイメージをもう少し具体化するために、エクセルで図面を書いてみた。
材質
包丁のカバーとなる部分は、透明なアクリルを使って少し近代的なイメージにしてみようと思う。
区切りの部分は、アクリルで統一しようと思ったが、アクセントがほしいと思いチーク材を使ってみようと思う。
チーク材は、堅くて耐久性もあり、水にも強い。金属ではないので、包丁の刃が当たっても刃先へのダメージは小さいだろう。
従って、アクリルとチーク材のサンドイッチ構造が完成イメージだ。
乾燥性
持っている出刃包丁はステンレスでないため錆が出やすい。
乾燥しやすいようにチーク材で脚をつける事にする。
さらに、区切りの部分も一番下までは伸ばさない事にして、乾燥を助ける。
脚の長さ
包丁立てをスリムに作るため倒れやすい事が想定される。
従って、シンクから遠い側の脚の長さを長くして、転倒しにくい構造にしておく。
次工程へ
次は実際に各パーツの大きさをきちんと書いて、
材料調達を行う。
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