ソルティーステージ KR-X SXJS-1063MH60-KR インプレ

ショアジギング

 

2代目のロッドについての紹介します。
2代目のロッドはアブガルシアのソルティーステージ KR-X SXJS-1063MH60-KRです。

初代ロッドから変更する狙いと、実際に使用してみてのインプレを紹介します。

 

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ロッド変更の狙い

初代ロッドは、メジャークラフト クロステージ CRK-902LSJです。
入門用に買ったので、取り回しは非常に良いが飛距離に物足りなさ感じていました。

釣りに行っても釣れない場合には、理由を探したくなります。
特に、釣れている人と飛距離の差があると「飛距離が足りないのではないか?」と悶々と考えてしまいます。
せっかく釣りに行くので楽しく釣りをしたいので、飛距離の出るロッドに変えたいと思っていました。

そこで、飛距離アップを目的にロッドを買い換える事にしました

 

インプレ

このロッドの特徴は、10.6ft(323cm)という長さを3ピースで実現していることが大きな特徴になります。 ※2ピースバージョンもあります。

また自分が購入する際に重視したポイントとしては、その他のMHクラスのロッドと比べて自重が軽い事が挙げられます。

それらの特徴を中心に感じた事をまとてみます。

3ピースで10.6ftという事

初代のロッドが9.0ft(274cm)だったため、ロッド長さが50cm長くなることになります。
これによって、約8mほど飛距離が伸びました。
購入の目的が飛距離アップだったので、それは達成する事が出来ました

「8mの飛距離アップで十分か?」は人によると思いますが、ロッド長さで調整できる飛距離はそのくらいだという事がわかりました。

ロッド長さと飛距離に興味がある方はこちらからどうぞ

ロッド長さと飛距離の関係は?
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また、3ピースであることで、車へ積載や倉庫での保管が非常に楽になります。
私の車の荷室では、2ピース9.0ftのロッドは横に置けるギリギリの長さでした。3ピース仕様は仕舞寸法が短いので、ゆとりを荷室へ置けるようになりました。
これは、キャンプ等でついでに釣りをする際や、電車で移動する際には大きなメリットになると思います。

実際の釣りにおいては、ロッドが長くなった事の恩恵も感じました。
特にサーフからの釣りにおいては、波のタイミングを見て魚を引き上げる際には、足での移動+ロッドでの引き上げを同時に行う必要があります。これを失敗すると、魚がばれる事が多いです。
ロッドが長い事によってロッドでの引き上げ距離を稼げるため、波が多少あってもばらしにくいと感じました。

どのロッドでも接合部が緩んで来ることがあるため、緩みチェックを行うと思います。
3ピースだとチェック箇所が1箇所増える事が少し面倒だとは感じました。

自重が軽いという事

MHという事で、20~60gのジグは非常に投げやすいと感じました。
40gのジグが投げてもしゃくっても気持ちが良いです。

ただ、60gのジグをしゃくるにはロッドが柔らかいと感じる人もいると思われます。
これは、ロッドが長い事による影響が大きいと思いますが、他の同等スペックのロッドに対して自重が軽いという事が影響している可能性がありそうです。

ロッド長さが同じでも軽いという事は、ロッドが細い?/材料が軽い? のどちらかだと思います。
どちらにしてもロッドは柔らかく方向なので、SXJS-1063MH60-KRは他の同等スペックのロッドに対しては柔らか目の設計であるのではないかと思います。

元々10ft以下の強めのロッドを使っていた人からの買い替えは、注意が必要かもしれません。

ロッドとリールの重量バランス

これからSXJS-1063MH60-KRの購入を検討している方の参考になるよう、ロッドとリールの組み合わせ重量バランスがどのようになるかをチェックしました。

重心の測定は下の写真のように行いました。
リール重量を変えながら、リールシート中心の位置からロッド重心までの距離(長さ)を測定しました。
※写真は「バイオマスターSW4000XG+重り6号×3個」のときのものです。また、ロッドはクロスライドです。

 

このようにして、いくつかのパターンで重心の位置を確認すると下のような関係になりました。

リール重量のみでロッドの重心の位置をリールシート中心から10cm以内にしようとすることが困難という事がわかりました。

バランサーウェイトについて

次は、バイオマスターSW4000を付けた状態で、グリップエンドに重りを付けた場合の重心位置を確認しました。
下の写真が測定の様子です。グリップエンドに重りを大量にぶら下げています。

 

このようにして、いくつかのパターンで重心の位置を確認すると下のような関係になります。

グリップエンドに重りを付けた場合の方が、重心の位置が大きく変化します。
仮にバイオマスターSW 4000XGとの組み合わせで重心の位置を10cmくらいにしたい場合には、70g弱のバランサーウェイトを付ける必要があります。

 

実際には、80gのバランサーウェイトを付ける事にしました。
ノーマルで使用するよりは先重り感が解消されました。
また、最初はノーマル状態の釣行で手首が痛くなって何度も中断していたが、手首の痛さはかなり軽減されました。

80gという重量増による負担アップはありますが、手首への負担集中を避ける事で長時間シャクることが出来るようになります。

長いロッドで手首が痛くなっている人には、バランサーウェイトが痛み軽減の助けになるかもしれません。

最後に

以上、ソルティーステージ KR-X SXJS-1063MH60-KRのインプレについて紹介しました。

狙っていた飛距離アップは実際に得ることが出来るロッドでした。
積載性が高い事も大きな価値があります。

ただし、ロッドが長い事はそれなりに体に負荷がかかるという事も分かったので、
体力/筋力に自信が無い人は、同一ロッドでも多少飛距離を犠牲にして9.6ftモデルのほうが良いかもしれません。

 

今回のロッド購入で分かったことは、「飛距離と負荷はトレードオフの関係にあるので、どちらを優先するか?を考える必要がある。」という事です。

飛距離、積載性、体への負荷などを考えて、ロッド選びを楽しんでください。

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