子供がプラレールをやっていると、だんだんと車両やレールが増えてきます。すると何が起こるか?
収納場所に困ります。
我が家もそうなりました。
という事で、プラレールを収納する棚を自作することにしました。
1. 設計
収納は箱にするか?棚にするか?
という問題がありますが、ディスプレイできるような棚にすることで、子供の片づけ意欲を少しでも高められたら良いなーと思い、今回は棚にすることにしました。
ネットでプラレールの収納事例を調べながら、自分で作りたいイメージを形にしていきます。
ひな壇のように段々にプラレールが収納できる形にすることに決定しました。
プラレールの横幅が37~38mm前後なので、42mm幅の段々棚となります。
ただ、上のような設計の場合は、見えない部分にも木材が使われており、重くなるだけでなく値段も高くなってしまいます。
いかに安くするか? という事を考えて、中抜きすることにします。
こんな感じの完成イメージを持って作ります。
木材は次のような大きさのものを準備することにしました。
1番上の段は42mm幅、2~7段目までは60mm幅(うち18mmは接着材を塗る)、1番下の段は336mm幅(42mm×8段分)となります。
2. 材料購入
ホームセンターで材料を購入してきました。
実際には大きめの木材をカットしてもらっています。
材料費
メインの材料は桐集成材を使い、車両が落ちないようするレールには薄い桧棒(工作棒)を購入しました。
材料費は4,000円弱となりました。少し高かったですね・・・
商品 | 備考 | 単価 | 数量 | 金額 |
桐集成材 | 910×400 | 1,290 | 2 | 2,580 |
桧棒 | 2×5×900 | 59 | 1 | 59 |
桧棒 | 2×15×900 | 89 | 8 | 712 |
小計 | 3,351 | |||
消費税 | 268 | |||
合計 | 3,619 |
3. 製作
木材は既にカットされているので、ひたすら木工用ボンドで接着をしていきます。
土台を作りながら、レール部分も接着します。
1番下の土台となる板に対して、60mm幅の板を張り付けていきます。
木工用ボンドをまんべんなく塗布します。
1番下の段が42mm幅となるように位置調整をしながら2段目の板(60mm幅)を張り付けました。
木工用ボンドが接着面に広がるように、貼り付け位置近辺で上下左右に2mm程度ぐるぐる動かすと良いです。
次に、3段目の板(60mm幅)を張り付けるために2段目の板(60mm幅)にのりしろ(18mm幅)のマーキングをし、
のりしろに木工用ボンドを塗っていきます。
3段目の板を張り付けたら、クランプと重りで固定して木工用ボンドが固まるのを待ちます。
待ち時間の間にレール(5mm幅の桧棒)も木工用ボンドで接着していきます。
下の写真のように、1段目(42mm幅)の中央部分にレールを接着します。
4段目以降も同様に接着していきますが、接着面の固定が困難になってきました。
カットで余った板をノコギリで切り、重ねる事によって簡単な脚を作り、脚も含めて固定していきます。
最初は柱を立てる予定はなかったのですが、急遽追加したため後ろからの見た目は悪いです。
何らかの支え部材を用意しなくては、綺麗なひな壇状にすることは難しい事が分かりました。
すべての段にレールをつけ終わったら、車両止めを作っていきます。
2mm幅の桧棒をニッパーでカットし、収納棚の両端に木工用ボンドで接着していきます。1段当たり4個の車両止めなので、8段だと32個の車両止めとなり、根気のいる作業でした。
完成
最後にプラレールを収納して完成です。
少し上からのアングルになりますが、プラレールが段々のひな壇に並んでいるのが分かると思います。
反省点
「もう一度作るならこうする」という点をまとめてみました。
・収納棚の横幅は800mm以上にする。
今回は、もともと持っている棚の上に置くために、その棚と同じ横幅の750mmとしました。
プラレールは3両で1セットが標準なので、750mmでも2セット分の車輪は収める事が出来ます。しかし、2セットの車体全体を綺麗に収めるためには、800mm程度が適切です。
まとめ
以上、プラレールの収納棚の自作方法を紹介しました。
今回の方法はクギを使わないので、女性の方でも簡単に出来ると思います。
ただ、どのように土台を設計するかは別途考える必要がありますね。
お気に入りの車両をディスプレイして置くことが出来るので、収納後の見た目はとても良くなったと思います。
プラレールの収納に困っている方の参考になれば幸いです。
子供にとって片付けが楽しい作業になると良いと思っています。
コメント