ヤマトシジミでグリーンウォーター対策が出来るか実験してみた

生き物

我が家ではメダカを飼っていますが、水が緑色(グリーンウォーター)なのです。

緑色になる理由はアオコなどの植物プランクトンの大量発生が原因だそうです。
主にメダカ飼育時に発生するグリーンウォーターは緑藻類で植物プランクトンがメダカなど飼育魚のエサになり飼育している魚からするとプラスに働く点も多いとのことです。

しかし、メダカの位置も見えないくらいの緑になっており、メダカを鑑賞するには微妙な状況です。

そこで、シジミの浄化能力を使って、グリーンウォーター対策が出来るかを実験してみる事にしました。
その経過について紹介します。

 

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水質浄化実験

 

 

使用するシジミ

今回実験してみるのは、スーパーで売っているシジミです。
ヤマトシジミと言われる種類のものになります。写真でも分かるように茨城県の涸沼(ひぬま)で採れたものなので、ヤマトシジミは汽水(淡水と海水がまじり合った塩分の少ない水)で育つ二枚貝です。

淡水用で育つマシジミの方が良いという話がありますが、「成長したヤマトシジミは比較的低塩分濃度でも生息可能」という記載のある論文もあったので、まずは手軽に入手できるヤマトシジミでトライしてみます。

 

シジミを管理する入れ物作り

成長したシジミの方が良いとのことから、先ほどのシジミパックの中から比較的大きめなものを10個選びました。

シジミをメダカを飼っている水鉢に直接入れても良いのですが、管理しやすいように小さな穴を沢山あけたペットボトルに入れる事にしました。
水に沈みやすいように小さな石をいくつか入れました。

 

浄化実験

シジミによって、グリーンウォーターがどの程度回復するかを確認してみました。
経過を紹介します。

実験前(Before)の状態

実験開始前のグリーンウォーター度合いがこちらです。
かなり緑なのでメダカの姿が見えませんが、元気に泳いでいて時折水面近くまで来ます。

 

実験開始 (2019/10/13 11:30)

ペットボトルを沈めて実験開始です。

 

沈めたペットボトルを一度引き上げてみると、シジミが少し開いて水を吐いている様子が見えました。水に入れるまでは貝に閉じこもっていましたが、息を吹き返したように見えます。
水質を浄化できるか期待が膨らみます。

 

1日後(2019/10/14 11:30)

朝一で確認した際は、ペットボトル内の水はかなり透明度が上がっていて、シジミがしっかりみえていました。
少し動かしてしまったので、ペットボトル内は透明度が低くなってしまいましたが、それでもペットボトル内と外では透明度が異なる事が分かると思います。ヤマトシジミが確実に水を浄化していることが確認できました。
今後の活躍に期待です。

 

3日後(2019/10/16 6:30)

2日目の朝はシジミを入れたペットボトルはきれいな水になっていたのですが、会社から帰って20:00くらいに確認すると、ペットボトルの水がグリーンウォーターになってしまっていました。シジミが死んだのではないかと不安になっていた次の日の朝。

やはり、水は透明になっていました。少しずつですが、水質は改善していると思います。

 

5日後(2019/10/18 6:30)

浄化能力はまだ維持できているようですが、鉢の中の水全体を浄化するには至っていないようです。
ペットボトルを引き上げてみると、2匹のヤマトシジミの殻が開いて死んでしまいました。残りの8匹で浄化を続けます。

 

7日後(2019/10/20 6:30)

浄化能力が落ちてきているようです。
ペットボトルを引き上げてみると、さらに2匹のヤマトシジミの殻が開いて死んでしまいました。残りの6匹で浄化を続けます。

 

9日後(2019/10/22 7:30)

浄化能力が落ちてきているようです。
ペットボトルを引き上げてみると、さらに1匹のヤマトシジミの殻が開いて死んでしまいました。残りの5匹になってしまいました。

 

一旦中断し、海砂を取ってきたのでここで少し休ませてみます。

 

中断 1日後 (2019/10/23 7:30)

左下の方に少し見えていますが、1匹は砂に潜りました。やはり砂があれば潜りたいようです。
そして1匹は死んでしまったようです。残り4匹を綺麗なところで様子見してみます。

 

中断 2日後 (2019/10/24 7:30)

もう1匹も砂に潜り始めました。残り2匹があまり動いていないので心配です。

 

中断 4日後 (2019/10/26 13:30)

3匹目も砂に潜り始めました。残りの1匹もなんとなく動いているようなので生きていると判断しました。

 

ここから実験を再開しようと思います。
ペットボトルに砂を入れた上で4匹のヤマトシジミを入れてみます。砂に潜れる環境だと力を発揮できるのかを見ていきます。

 

ペットボトルを鉢に戻して実験再開です。

 

実験再開して 1日後 (2019/10/27)

シジミパワーが復活し、ペットボトルに囲われた部分は透き通っています。
4匹でどこまで行けるのかを見ていきます。

 

砂があるとやはり潜るようです。1匹は半分見えなくなっています。

 

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