2017年の5月以降使用している3代目のロッドについての紹介です。
3代目のロッドはメジャークラフトのクロスライド XRS-962MHです。
2代目のロッドから変更する狙いと、実際に使用してみてのインプレを紹介します。
XRS-962MHに変える狙い
2代目ロッドからXRS-962MH変えた一番の狙いは、より快適に長時間釣りをするためだです。
2代目ロッドの特徴
2代目のロッドが10.6フィートで長いため遠投しやすかったのですが、長いためジャークの際手首への負担が大きいと感じていました。
てこの原理的が影響し、同じ重さのジグを用いたとしても9フィートのロッドよりも明らかに重く感じた。
少しでも楽にしようと2代目ロッドにバランサーウェイトを取り付け、先重りを改善していましたが、それでも長時間釣りをすると手首が痛くなります。
3代目ロッドに求める事
ショアジギングはとにかく投げて試行回数を増やすことが重要な釣りです。
少しでも多く投げ続けるために少し短いロッドへ変更することが必要だと感じていました。
そこで選んだのがクロスライドXRS-962MHでした。
インプレ
メーカー側の説明における特徴は、下記の項目が羅列されています。
・青物ゲームのスタンダード(長さと堅さ)
・操作性に優れる
・オールチタンフレームKガイド搭載
・クロスフォースプラス製法によるバットパワー
これらの点をイメージしながら、自分なりに感じた事をまとめておきます。
長さ・堅さ・操作性など
9.6ftという長さは、短すぎず長すぎずの調度良い長さです。
メーカー側が ”スタンダード” と謳っているのは個人的にも納得しています。
サーフでも必要最低限の長さはあるし、ロッドを振り回す際でも抵抗を感じにくく操作性が良いです。
ジグをしゃくった際の手首への負担も10.6ftに比べると小さいので、長時間の釣りにも対応しやすいです。
堅さはMHなので、ジグの適正重量は20~60gとなっています。
実際に40g~60gのジグを使ってみるとテンポよくしゃくる事が出来ます。
ただ、20g前後のジグに対してはロッドが強すぎる印象です。
60gでもロッドのハリがありテンポよくしゃくることが出来るので、
潮の流れの速い釣り場などで緊急的に80gを使用する事も出来そうだ。
この辺りが、クロスフォースプラス製法によるバットパワーの恩恵かもしれないです。
ちなみに、自重を測定してみると237gでした。
2代目ロッド(アブガルシア ソルティーステージ10.6ft MH)が231gでした。
つまり、長さは短くなってガイドも軽量のチタンガイドになっているにも関わらず、ロッド重量は重くなっています。
この重量差が、ロッドのハリやコシに繋がっているのだとおもいます。
2代目ロッドに興味ある方はこちらからどうぞ
キャストについて
XRS-962MHのキャスト感覚は、「気持ちが良い」の一言です。
このキャスト感覚には、軽量のチタンガイドが一役買っていると思われます。
チタンの比重は、ステンレスの比重の約55%です。
つまり、ガイドの体積が同じなら重量は約半分という事を意味しています。
少し調べてみると、エギングロッドを自作している方が
チタンガイドとステンレスガイドの重量差を約2.5gと計算されています。
ジギングロッドの方がガイドがかなり大きいため、チタンガイド化によって5g弱は軽量化さているのではないかと思います。
ロッド先端側5g(予測)軽量化の恩恵を受けているためだと思われますが、
XRS-962MHはロッドを振り回したときに、思い通りに竿先を動かせる一体感を感じられます。
その結果、
キャスト時の振り抜き感に遅れを感じず、キャスト後のブレの収束が早いので、投げていて気持ちが良いと感じるのだと思います。
※一般的に長い棒は先端が軽いほど振り回しやすいです。
例えば、ゴルフクラブくらいの長さでもヘッド重量が5g変化すれば素振りの体感は変化します。
ロッドはゴルフクラブよりも長いため、さらに竿先の重量変化を感じやすいと思います。
飛距離について
肝心の飛距離についても、非常に満足しています。
2代目の10.6フィートから短くなったことによって、飛距離が短くなると予想していましたが、
実際には飛距離が2~3m落ちただけでした。
同じ長さのロッドでも、飛距離が出やすいロッドであると思います。
ロッドが短くなった分飛距離は落ちるはずなのですがが、バットパワーやチタンガイドがプラス方向に働いて、飛距離の落ちはそれほどでもありません。
他ロッドと飛距離比較をしました。結果はこちらからどうぞ
ロッドとリールの重量バランス
XRS-962MHの購入を検討している方の参考になるよう、ロッドとリールの組み合わせ重量バランスがどのようになるかをチェックしました。
重心の測定は下の写真のように行いました。
リール重量を変えながら、リールシート中心の位置からロッド重心までの距離(長さ)を測定しました。
※写真は「バイオマスターSW4000XG+重り6号×3個」のときのものです。
このようにして、いくつかのパターンで重心の位置を確認すると下のような関係になりました。
上のグラフから言えることは、
リール重量のみでロッドの重心の位置をリールシート中心から10cm以内にしようとした場合には、リール重量は500gより重い機種を選択する必要があるということです。
バランサーウェイトについて
次は、バイオマスターSW4000を付けた状態で、グリップエンドに重りを付けた場合の重心位置を確認しました。
下の写真が測定の様子です。グリップエンドに重りを大量にぶら下げています。
このようにして、いくつかのパターンで重心の位置を確認すると下のような関係になります。
グリップエンドに重りを付けた場合には、重心の位置が大きく変化する。
仮に重心の位置をリールシートから5cmにしたい場合には、100gのバランサーウェイトが必要になります。
この結果から、私はバイオマスターSW4000に約80gの糸鉛をグリップエンドに巻きつけ、100均の「くっつく包帯」で固定しました。
重心の位置は7cm位で、先重り感が少なくしゃくりやすいです。
→2017/09/20訂正:
しばらく使ってみた上で鉛の重量を40gまで減らしてみました(重心位置約11cmへ変更)。
先重り感は若干増すものの、しゃくりの動作時の疲労はそれほど感じません。
バランサーウェイトが軽くなる事による感度アップというメリットもあったので、しばらく40gで使用する事にしました。
最後に
以上、クロスライド XRS-962MHのインプレについて紹介しました。
XRS-962MHに替えてしばらく釣りをしているが、替えて良かったと思います。
特に一日に何回も行うキャストが気持ちよく出来るという事に満足しています。
もちろん、大きな魚を釣りたくて釣りへ行くのですが釣れないこともあります。
そんな時でも、投げ続けるという行為自体が気持ちよいので、ストレス発散にはもってこいのロッドだと思います。
みなさんもクロスライドを持って、ストレス解消大物釣りに行きましょう!
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