ショアジギングにおいては、飛距離が重要な要素になります。
特にナブラが発生(なかなか遭遇するわけではないですが・・・)したときには、投げて届くか届かないかが釣果に影響します。
ただ、道具によって飛距離は変わるものです。
どの程度変わるのかを把握するために、自分の飛距離をいくつかの条件で確認する事にしました。
今回は、ロッドの長さと飛距離の関係をテストしたので、その結果をまとめました。
ロッドの長さと飛距離の関係
ここでの飛距離の定義は、ライン放出長さとします。(直線距離ではありません。)
テスト条件は下記の通りです。
ロッド長さ:9ft 9.6ft 10.6ft
メジャークラフト クロステージ CRK-902LSJ
アブガルシア ソルティーステージ KR-X SXMS-1063MH60-KR
ライン:よつあみ G-soul スーパージグマンX8 30Lb 1.5号 (マーカー付き)
リーダー:ナイロン6号 (長さ1m)
風向き:追い風 0~1m
ジグ:40g
フック:アシストフック(ティンセル付き) 前後1本ずつ
試行回数:3回 (明らかにキャストミスした場合をはカウントせず)
上の結果をグラフで表すと下の通りです。ロッドが長くなると若干飛距離が伸びます。
クロスライド(293cm)が長さの割に飛距離が出ているような結果となりました。
実際に投げていてもロッドにハリがあるのでジグに力が伝わっている感じがしていたので、ロッドの性能等によっても飛距離は変わるということです。
クロスライドが少し有利な結果になっていることを考慮して、ロッドの長さと飛距離の関係をグラフに描くとすると、オレンジ色の点線のような関係になると思います。
ざっくりした関係としては、
「ロッドが1cm長くなると、飛距離は13cm増える。」
という事が分かりました。
ちなみに・・・
弓角使いの人たちは、かなり飛ばしますよね。
彼らは長いロッドを使っているので、どの程度有利なのかを見積もってみました。
彼らのロッドの長さが平均450cmだとすると、彼らは私の使っているクロスライド(293cm)に対して、157cmほどロッドが長いことになります。
つまり、弓角使いの人たちは私よりも約20mの飛距離のアドバンテージを持っていると考えられます。 (20[m] = 13[cm/cm] × 157[cm])
まとめ
今回はロッドの長さと飛距離の関係について調査しました。
ロッドは長いほうが飛距離は出やすいです。ただロッドの性能によっても多少の飛距離の変化があるという事もわかりました。
ロッド性能は、ガイドがチタンであることや、カーボンの質等によるものだと思われます。
飛距離関連の実験や考察に関する記事は下の4つです。
興味がある方はご覧ください。
また、上の飛距離関連の記事をまとめて飛距離シミュレータを作ってみました。
「道具の組み合わせで飛距離がどのように変化するか」に興味がある方はこちらからどうぞ。
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