寒い時期は我が家では甘酒をよく作ります。
いつも砂糖を適当に入れているので、甘さが日によって違います。
そこで、糖度計で糖度と測りながら、好みの甘さを見つけることにしました。
興味がある方は是非ご覧ください。
ただの実験記事ではありますが、料理を論理的/科学的?に追求したい方の参考にはなると思います。
材料
甘酒の材料は、少ないですよね。
酒粕 砂糖 生姜 水 の4つです。
今回は純米吟醸の酒粕を用意しました。
キッチンスケールで重量を測定すると、320gでした。
※水の量と砂糖の量については、後で紹介します。
好みの甘さを探してみる
今回は、水の量と砂糖の量を変えながら好みの甘さを探してみる事にしました。
1. 酒粕を溶かす
まず、水に1,200gに甘酒を溶かします。
600gくらいの水に対して甘酒320gを入れて火にかけて、酒粕をつぶしました。
料理レシピでは泡だて器を使うことが書かれていますが、うちではマッシャーを使っています。
押しつぶすように細かくしていくと良いです。
つぶし始めはダマが残っています。
残りの水を足して強火にし、一度沸騰させてから弱火にして一旦手を止めます。
2. 砂糖を加える
次に砂糖を加えますが、今回は糖度計で測りながら甘さを見ていきます。
糖度計はAmazonで安いものを購入してみました。
箱はしっかりしています。
まず、水道水を測定してみると0%を示しており、校正は必要なさそうです。
※この時点で0%でなければ、機器を調整する作業(校正)が必要となります。
まず、砂糖を加える前の甘酒を測定してみます。
測定部分に甘酒を垂らします。
明るい場所で、レンズを覗くと糖度が示されています。
砂糖を加える前の糖度は約7.0%くらいでした。
次に砂糖を25g加えてみます。
キッチンスケールが汚いです。。。
糖度計で測定してみると、当たり前ですが糖度が上がっています。
約9.2%の濃度と読みました。
このような感じで砂糖の量を変えていき、糖度と飲みやすさを確認しました。
3. 糖度計の測定結果と飲みやすさ
糖度計として10.5%前後が個人的な好みの甘さになりそうかな、という結果です。
4. 考察
上の結果をグラフで表すと次の通りです。
いくつかポイントがあります。
・計算上の砂糖濃度と糖度計の濃度の差は、酒粕による糖度ですが煮込むほど甘酒による糖度が増しているようです。これはおかゆが甘くなる現象と似ていると思います。
・生姜を入れると一時的に糖度がおちました。これは生姜のすっきり感が糖度計に表れている可能性がありますが、味的にはやはり甘さが強かったです。
最後に
今回は甘酒の好みの甘さを探してみて、
糖度10.5%前後に個人的な好みがありそうな事が分かりました。
次回は、今回の実験結果をもとにもう少し甘酒作りを追求してみようと思います。
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