【もっと考える遊びへ】自作のうんていにロープネットを追加してみた

DIY

先日、自作のうんてい製作を完了しました。

【考える遊び】子供用の室内うんていを自作してみた
最近2歳の息子が公園の遊具で遊ぶ事に熱心になっています。 ただ、つまづいたり転んだりの危なっかしい場面を見る度に大きな怪我をしないで遊んでほしいと思います。 そこで、次の2つの事を期待して子供用の室内うんていを自作する事にしました。...

息子はうんていに登ったり降りたりを楽しんでいますが、
まだ握力が足りないためバーにつかまっての移動が出来ず、遊び方が一通り(登り降り)しかありません。

そこで、別の遊び方も出来るよう自作のうんていにロープネットをつけてみました。
「ロープネットを使って上がりうんていから降りる」ような感じで組み合わせて遊べるようになるので、もう少し考えて遊ぶようになるのではないかと期待しています

今回は、その方法について紹介します。

 

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ロープネットの追加

ロープネットを初めて作るので完成形をイメージした上で作っていきたいと思います。
ちなみに、作り方はこちらを参考にさせていただきました。

① 完成イメージと必要なロープ

完成形としては、自作のうんていの側面にネットの壁を立てたいと思っています。

今回作る予定の大きさは、縦96cm × 横72cmのロープネットです
下の図の右側が詳細イメージですが、ネットの穴を12cm四方の正方形です。
赤と黒に色分けして数値を打っているロープはそれぞれ別のロープですが、それぞれの交点を結節します。また、周囲に生えた髭のようなロープ長さ24cmですが最終的に別のロープと結束します。
したがって、12cm四方の正方形が横方向に6個(72cm)、縦方向に8個(96cm)並ぶ形になります。

そのために必要なロープの長さを算出すると、合計で17m弱のロープを購入する必要があります

 

② ロープネットの作成

基本的にはカットしたロープを結束していくだけです。
作り方を紹介していきます。

ロープのカット

12㎜太さのロープ20mを購入し、上の表の通りに所定の長さにカットします。
ロープのカット位置に目印を付けた上で、カット前にセロテープを巻いておきます。
そうすると、ロープが逃げないのでカットしやすいし、端部ほどけ防止にもなります。

ロープが分からなくならないように、目印として黒と赤の点もつけます。
その後、ロープ同士の連結部分として12cm毎にマーキングを行います。

 

ロープネットのメイン部分の結節順番

ここからはネットのメイン部分をバラバラのロープを結節して作っていきます。
結節の順番は、下図のように左下からどんどん増やしていきます。

ロープネットのメイン部分の結節方法

下の写真の青丸部分と緑丸部分を結束する場合の例を示します。

① 上の青丸部分のロープの撚りを開いて1本と2本の組をつくります。

 

② 緑丸のついたロープの先端を青丸部分の撚りを開いた隙間に入れて引き抜いていきます。
緑丸が青丸位置を過ぎるまで引き抜きます。

出来上がりの見た目をきれいにするために、
緑丸のついたロープを通す隙間は、小ロープ1本分より下、かつ小ロープ2本分よりは上にある隙間にしてください。
うまく説明できないので写真をよく見ていただきたいのですが、青丸部分は小ロープ1本分が上から見えている状態だと思います。

 

③ 次に青丸のついたロープの先端を緑丸部分の撚りを開いた隙間に入れて引き抜いていきます。
緑丸が青丸が一致したら引き抜けなくなり、結束が完了します。

出来上がりの見た目をきれいにするために、
青丸のついたロープを通す隙間は、小ロープ2本分より下、かつ小ロープ1本分よりは上にある隙間にしてください。 ※先ほどとは逆です。
うまく説明できないので写真をよく見ていただきたいのですが、青丸部分は小ロープ2本分が上から見えている状態だと思います。

 

④あとはひたすら左下の結束点から順番に右上に向かって結び目を増やしていきます。
なかなか根気のいる作業で指が痛くなるので、私は2日間に分けて行いました。
※私は作り方の順番を間違えてしまい、結び目の統一性が無くなってしまいました。
左下から同じ手順で繰り返せば、きれいな結び目のネットが出来るはずです。
みなさんはぜひきれいに作ってください。

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外周部分の結束(さつま)

ロープのメイン部分が完成したので、次は外周部分を付けていきます。

メイン部分と外周部分のロープは「さつま」という結び方で結束していきます。
「さつま」のやり方はここを参考にさせてもらいました。

さつまの結び方

① ロープネットのメイン部分から出ているロープの先端部分の撚りを解きます。
今回は12cm四方の正方形のネットなので、12cm分の撚りは解かないようにしてください。
※撚りを解く前に3本の小ロープの先端をテープ巻きしてほつれないようにしておきます。

 

② 撚りを解いた3本のうち青丸の小ロープを外周ロープに編み込みます。
外周ロープの撚りを開いて小ロープ1本分の隙間に青丸の小ロープを通します。

 

③ 撚りを解いた3本のうち赤丸の小ロープを外周ロープに編み込みます。
赤丸の小ロープを後ろ側に回しこんでから、外周ロープの撚りを開いて小ロープ1本分の隙間に赤丸の小ロープを通します。
※外周ロープの撚りを開く部分は、先ほど青丸の小ロープを通した隣です。

 

④ 撚りを解いた3本のうち緑丸の小ロープを外周ロープに編み込みます。
緑丸の小ロープを後ろ側に回しこんでから、外周ロープの撚りを開いて小ロープ1本分の隙間に緑丸の小ロープを通します。
※外周ロープの撚りを開く部分は、先ほど赤丸の小ロープを通した隣です。

 

⑤ 3本の小ロープと外周ロープを締めこみ、ズレない事を確認します。
難しい部分は超えたので、後は繰り返し作業です。

 

⑥ 青丸の小ロープを外周ロープにさらに編み込みます。
外周ロープの撚りを開いて小ロープ1本分の隙間に青丸の小ロープを通します。
※外周ロープの撚りを開く部分は、言葉での説明が難しいので下の写真を見てください。
外周ロープの小ロープ1本(オレンジのロープ)を編み込めるに青丸の小ロープを通します。

 

⑦ 同じような作業を赤丸の小ロープ → 緑丸の小ロープ と繰り返していきます。

⑧ さらに1サイクル分を編み込んで(合計3サイクル分の編み込み)、1つの結束部分は完了です。

⑨ 外周ロープとロープネットのメイン部分をすべて同様に結束します。

⑩ 最後は、外周部のロープ同士を「さつま」で結束します。
外周ロープの青丸側の撚りを解いて、上方向に向かって編み込んでいきます。

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見た目の調整

最後に、余ったロープの根本にテープを巻いてほつれないようにしてカットします。

① まずはカット位置にテープを巻きます。

 

② 余った部分をハサミでカットして完成です。

 

③ うんていへのネット取り付け

最後にうんていにネットを結び付けて登れるようにしました。
うんていとネットの連結には「巻き結び」と「もやい結び」を使いました。

まとめ

以上、自作のうんていにロープネットを取り付ける方法について紹介しました。

自分でロープに足をかけて登ってみましたが、問題無く登れます。子供用としては強度は十分あります。
ネットが若干伸びるため登りにくいですが、それが逆に良いトレーニングにもなると思います。

「うんていの遊び方に幅を持たせたい」
「もっと考える遊び方もしてほしい」
と思っているお父さん&お母さんは、ロープネットの作成にぜひトライしてみてください。
うんてい以外の遊び道具と組み合わせても面白いと思います。

 

ちなみにロープはこういったものを用意してください。

 

※安全性について
今のところ息子はうんていやロープに登っている最中に揺さぶるような遊びはしていません。
いたずら心が強くなってきてうんていを左右に揺さぶるようになってくると、うんていが倒れないように改造する必要が出てくるかもしれません。
うんていを自作する方は、使用状況に合わせて安全性も考慮した設計にしてください。

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