子供が寝る前に妻が絵本を読んでくれているのですが、読み終わった本の置き場に困っていました。
隣の部屋に本棚があるので隣の部屋まで持っていけば良いのですが、寝そうな状態になって動くのは面倒です。
寝室に本棚を置けば良いのでは?
と思うところですが、我が家は寝室が狭いため床置きで本棚を設置すると普段の生活が不便になります。
そこで、コンパクトな収納を本棚を探していると、ウォールシェルフという壁掛けの棚がある事を見つけました。
カフェなどでおしゃれに本を飾っている棚があると思います。
寝室なのでおしゃれである必要はないのですが、コンパクトに収納できる棚が欲しかったのでDIYしてみる事にしました。
ウォールシェルフのDIYに興味のある方の参考になれば、と思いまとめてみました。
設計
「壁から生えた棚に本が飾る事ができる」事をイメージして、簡単な設計図を作ってみました。
左の図が横からの見た目で、右の図が取付方法(ビス打ちイメージ)です。
L字の棚部分(オレンジ色)は、2枚の板を接着剤で張り合わせます。そしてL字のアルミアングル(黒色)を介して壁と棚部分を固定する事にしました。
今回こだわったのは、「ぱっと見で取り付け方法が分からない。」、「棚が浮いているように見える」取付方法です。強度は二の次です。
製作
それでは、製作工程について紹介します。
ホームセンターで、棚2つ分のパイン材とアルミアングルを買ってきました。
材料費
今回はカット済みのパイン材とアルミ不等辺アングルを購入して組み合わせる事にしました。
1つの棚が大体1,000円くらいで作る事が出来ます。
商品 | 備考 | 単価 | 数量 | 金額 |
パイン加工材 | 910×30×10 | 238 | 2 | 476 |
パイン加工材 | 910×45×10 | 308 | 2 | 616 |
アルミ不等辺アングル | 1000×20×5 | 224 | 2 | 448 |
小計 | 1,540 | |||
消費税 | 123 | |||
合計 | 1,663 |
棚部分の作成
まずは、2枚の板を貼り合わせてL字の棚を作ります。
下の棚のような形になるよう、接着面に木工用ボンドを塗って板を貼り合わせ、クランプで固定して2時間程度放置しました。
次に、木材表面を200番の紙やすりで研磨し、子供が当たった時に危なくないようにエッジを落とします。
はみ出した木工用接着剤は爪である程度剥がしておくと研磨しやすいです。
塗装は2度塗りしました。【塗装 ⇒ 400番で軽く表面研磨 ⇒ 塗装 ⇒ 400番で軽く表面研磨】という手順で進めました。
下の写真は1度目の塗装後の色味です。
棚の取り付け準備
まず、棚を取り付ける壁裏の柱を探します。
下地センサーを使って、柱の位置をマーキングしておきます。
このように柱の位置をマーキングをし、3本の壁裏の柱に対してビスを打って固定する事にしました。
柱の間隔をメモしておきます。
アルミアングルを加工していきます。
まず、棚の長さに合うようにアルミアングルをカットします。
先ほどメモした柱の間隔に合うように、アルミアングルにドリルで穴を開けていきます。
穴あけ位置をマーキングして、アングルの下に要らない木材などを置いてドリルを当てます。
ドリルが貫通するときにアングルが回転しようとするので、しっかり手で押さえておく必要があります。クランプ等で固定しておくとより安心です。
アルミアングルと壁を固定するためには、ビスを打つ必要があります。ビスの頭には厚みがあるため、アルミアングルと棚の固定の際に邪魔になります。そこで、棚にビスの頭をよけるための穴を開けておきます。
アルミアングルと棚をぴったりとくっつけた上で、ビスの頭が当たる位置に黒くマーキングをします。
マーキングした黒丸よりも太いドリルで、黒丸部分に穴を開けます。深さはネジの頭が収まる程度で良いです。3か所の黒穴を同様に加工します。
これで、棚とアルミアングルを隙間なく固定する事が出来ます。
最後に、アルミアングルに棚と固定するための穴を開けます。
アルミアングルと棚を仮固定し、アルミアングルの穴あけ位置にマーキングをします。
下の写真では、上側にある穴がアルミアングルと壁を固定するビスの位置です。側面にある穴がアルミアングルと棚を固定するビスの位置です。側面のビス位置については、ビス用の下穴を空けておきます。
これで取り付けの準備は完了です。
棚の取り付け
棚を壁に固定するには、まずアルミアングルから固定しました。今回は、2つの棚を取り付けました。
壁裏の柱3本の位置を確認し、ビス位置をマーキングした上で下穴を空け、アルミアングルを上下に2本ならべてビスで固定しました。
壁に固定されたアルミアングルに対して、棚をビス止めしていきます。すでに棚に下穴を空けているので、スムーズにビスをねじ込むことが出来ます。
最後に
以上、ウォールシェルフの作り方について説明してきました。
狭い場所に本の収納スペースを作る上では、ウォールシェルフは良い選択肢になると思います。簡単に作る事が出来るのでお勧めです。
ただ、寝室が大きい方は本棚を置くと良いと思います。例えば、こんな感じで自作できますよ。
コメント