子供が絵を少しずつ描くようになってきました。
A3のスケッチブックで絵を描いたりしますが、すぐにいっぱいになって物足りなそうにも見えます。
もっと大きなキャンパスを使って、絵を自由に描けるようにしてあげたい
そんな思いで大きな壁掛けホワイトボードをDIYすることにしました。
ホワイトボード作成を検討している方の参考となるよう、作り方をまとめてみました。
1. 設計
DIYはまず設計することが必要です。
使用状況をイメージし、細かい部分の仕様を決めておくと作った後に後悔しません。
完成イメージは?
メインのホワイトボードは、シート状のものを使います。
ホワイトボードシートを合板に貼り付けてメイン部分を作り、はみ出しを防止(壁汚れの防止)のために木枠で囲むことにしました。
※硬質塩ビ板を用いる方法もありますが、「ホワイトボードシート+薄い合板」のほうが安く仕上がりそうなのでこちらを採用しました。
今回は壁掛けのホワイトボードはリビングの壁に設置しようと考えています。
私の家で現状設置できそうな横幅は最大で160cmほどですので、横幅は150cmとします。
縦の幅はホワイトボードシートの規格が90cmなので、立幅は90cmとします。
完成イメージは、150cm×90cmの額縁付きホワイトボードです。
2. 材料の準備
完成イメージが出来たので、次は材料を調達します。
必要な材料
150cm×90cmの額縁付きホワイトボードを作成し、設置するために必要な材料は次の通りです。
購入材料と費用
必要な材料を購入するために、次の材料を購入しました。
材料費はざっくり覚えている範囲ですが約4,000円くらいになります。
材料の到着
ホームセンターで購入した材料はその場でカットしてもらい、必要な材料が揃いました。
※妻と息子ですでに合板に絵を描いてしまっています。
3. 組立て
組立てと塗装を行いました。順にまとめていきます。
1. 木枠(額縁)の作成
木枠部分を作っていきます。
組立てて塗装を行います。
組立
四角い木の枠を組み立てます。
① 表面をざっくりとやすり掛けしておきます。120番を使いました。
② 直角クランプで木枠を仮止めし、下穴を空けた上で木ねじで固定していきます。
③ 4か所とも木ねじで固定して、木枠の組立は完了です。
このような感じでラワン合板の周りを囲んでペンのはみ出し防止の用途で使います。
塗装
額縁に色を塗っていきます。今回は緑色に塗装をすることにしました。
① 汚れ防止のためにシートを引いて、土台で木枠を浮かせて置きます。
2. ホワイトボードシートの貼り付け
ラワン合板にホワイトボードシートを貼り付けていきます。
ホワイトボードシートは下の写真のように、剥離シートがついています
剥離シートをはがすとシールのように貼り付ける事が出来ます。(従来の用途は、窓ガラスなどに貼り付けるものだと思います。)
① ラワン合板にホワイトボードシートの端をテープで3か所ほど固定します。
※ラワン合板の貼り付け面を簡単にやすり掛けして、雑巾で水拭きして汚れを落としておく事をお勧めします。
大きなゴミや出っ張りがあると、ホワイトボードシートが薄いので凸状になってしまいます。
また、貼り付け面への落書きはやめておきましょう。後で透けて見えます。
② ホワイトボードシートを広げ必要な長さでホワイトボードシートをカットします。
こちらの写真では、左側がテープで固定した側です。
④ 剥離シートをさらに剥がしていきます。
※この時はきちんと貼り付けなくても大丈夫ですが、大きなしわが入らないように気を付けてください。
⑤ ホワイトボードシートのロール芯を使って、空気を抜くように貼り付けていきます。
※中央部から外枠側に空気を抜くイメージで空気を抜くとだと綺麗に出来ます。外枠側から中央部ではないです。
⑥ ホワイトボード部分が完成しました。
※最初の落書きが透けて見えています。落書きをしたいときは裏面にしましょう。
3. ホワイトボード部分と額縁の固定
ホワイトボードと額縁を釘を使って固定します。
4. ホワイトボード完成
4. 設置
取り付け金具を隠し、なるべく金具の存在感をなくすことでホワイトボードが壁に浮いているように設置したいと思います。
1. 取付位置の決定
あらかじめ大体の取り付け位置を決めていましたが、正確な位置を決定します。
壁裏の下柱位置の特定
下地センサーを使って、下柱の位置を特定します。
① 柱の無い位置から下地センサーをスライドしていきます。
※既に柱の位置をシールで印をつけています。
② センサーが反応した位置にシールを貼ります。
下柱の両側からスライドさせることで、下柱の両端の位置を把握できます。
③ 下柱の中心位置にビス止め位置の目印をつけておきます。
4箇所分すべてで同様に目印を付けます。
2. ホワイトボードの加工
ホワイトボードを壁にぴったりくつけて固定できるように、設置金具の取り付け位置を少し加工します。
① 金具の取り付け位置を決定します。
先ほど2本の下柱につけた目印の幅が91cmだったので、ホワイトボード幅の中心位置から45.5cmの位置に金具を取り付けるようにします。
③ カッターやノミを使って合板部分を切り欠きます。カッターだけだと少ししんどいです。
※私はノミを持っていないので、マイナスの精密ドライバーを金づちで叩いて代用しました。
④ 4か所とも同様に加工します。
※実際の取り付け時にはぴったり金具をぴったりはめ込むことが出来ず、切り欠き部分の横幅を後で拡張しました。
切り欠き部分の幅(横)方向は、金具に対して少し大きめに加工しておく事をおすすめします。
3. 設置金具の固定
下穴を空けた上で、設置金具を4か所に固定します。
今回は、取付金具がなるべく見えないような取り付け方をします。
※設置金具は取り付け位置調整が出来るものをお勧めします。
私は小型の金具にしたかったので位置調整が出来ないものを選択しました。
4. ホワイトボードの固定(完成)
4か所とも固定して完成です。
子供と一緒に使えるように低めの設置位置にしました。
5. 飾り付け(おまけ)
妻がホワイトボードの周りにタイルで飾り付けをしました。
我が家は、緑色が好きなのです。
貼り付けたタイルは両面テープで貼り付けるタイプのものです。
おしゃれ&壁の汚れ防止に役立つと思います。
最後に
以上、大きな壁掛けホワイトボードの作り方を紹介しました。
大きなキャンパスがあるのは非常に良いです。
子供が友達と絵を描いたり、家庭内のちょっとした連絡事項を書いてみたり・・・
いずれは、親が子供に勉強を教える際にも役立ちます。
また、大きなホワイトボードは子供用や家庭用の使用だけにとどまらず、仕事などのアイデアをまとめるためにも役に立つと思います。
皆さんも家庭に大きなホワイトボードを取り付けてみてはいかがでしょうか?
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