キッチン小物を置く場所として、IKEA(イケア)のカラトリースタンドORDNINGを使っている。
水切り穴もついている優れた収納容器だ。
便利なので活躍しているが、1つだけ気に入らない部分がある。
それは、底の部分が茶色い水垢などで不潔になるという事だ。
その結果、せっかく洗って収納している小物が、汚いものに触れてしまう事になる。
形状を良く見てみると要因は2つありそうだ。
①底部の水抜き穴が空いていない円周部分たまる水が抜けない事。
②水が抜けたとしても、ORDNINGとキッチン台の隙間に水が滞留する事。
たまった水が雑菌の温床になってしまっている可能性が高い。
そこで、ORDNINGを改造して清潔な環境で使えるように変更してみた。
そのやり方について紹介する。
改造
改造の方向性は水が溜まりにくい形に変更する事だ。
2つの要因それぞれに対して2つの改造を行う。
①底部の水抜き穴が空いていない円周部分たまる水が抜けない事。
→円周部分にドリルで穴を空けて、水が抜けるようにする。
②水が抜けたとしても、ORDNINGとキッチン台の隙間に水が滞留する事。
→下駄をはかせて水が滞留しないようにする。
作業の順序的には②から行ったので、②→①の順番で紹介する。
②下駄をはかせる
以前、包丁置きを自作した際に余っていた木材片がある。
チーク材なので水にも強いが、念のためにエポキシで塗装している。
これらをエポキシを付けてORDNINGの底部に接着する。
エポキシは2液を良く撹拌する事が大切。
※下の写真はチーク材を仮置きした写真。接着後の写真はドリルでの穴あけを見てください。
※エポキシの硬化実験について興味のある方はこちらからどうぞ
①ドリルでの穴あけ
接着した下駄の間をドリルで穴あけしていく。(ステンレス対応のドリル)
ドリルの径を1.5mm→3mm→6mmと大きくしていった。
6mmのドリルが貫通する際は反動が大きいので注意して作業する必要がある。
下の写真は3mmの穴を空けたところ。
6mmの穴を空け終わったところ。
バリが出ていてそのまま使う事は出来ない。
最後に400番のサンドペーパーでドリル穴の外側と内側を磨いて整えて完成。
完成
実際に円周部に水がたまりにくくなった事も確認できたし、
上から見ても、机とORDNINGの間にクリアランスがあることが確認できる。
これで、水が滞留する事はなくなるだろう。
しばらく使ってみて、水垢が軽減されているかどうかを確認してみよう。
最後に
今回は、IKEA(イケア)のカラトリースタンドORDNINGを清潔に使うための改造方法について紹介した。
ORDNINGを使っていて「水抜き穴が付いているのに何で汚くなるんだろう?」と思っている方は、今回の改造を参考にしてみて下さい。
ステンレスに穴を空けるので、ステンレス用ドリルを持っていない人もいると思います。
まずは下駄だけでもはかせてみてはいかがでしょうか?
ORDNING自体を持っていない方は、通販でも買えますよ。
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